消毒 その4 次亜塩素系・続
昨日の続き、次亜塩素系消毒剤のデ・メリットを、思うままに載せます。
次(3つめ?)は、薬品でありますので、使用と保存の方法を少しだけ
考えましょう。
というのも、この薬剤は薄める(水など)と不安定で分解しやすい性質らしく、
あまり長く”持たなく”なります(-_-)
消毒関係の本で読んだ記憶では、半年もすると自然分解が促進し、濃度は半分
以下にもなるそうです…
でも日々の消耗品だがら、市販品1本(600ml)はそんなに持ちませんね(^_^.)
ですので、消毒剤としては例えば、朝夕の1回づつの使い切り量、せいぜいが
1日量の希釈が推奨されているわけで、薄めた消毒剤はなおさらに意識しなければ
ならないようです。
また、紫外線や温度の上昇時にも分解は促進されますから、保存場所も考慮する
必要があります。
そういえば、ハイターやブリーチの頑丈なプラスチックボトルは、温度変化に
強そうだし、日光も通さないタイプですね。
他にも茶色い褐色のガラス瓶に詰められた薬品関係は同じ理由から遮光性の筈です。
続けて4つめは、金属の腐食性、です。
ステンレス製(ステンレス純度の高い製品)は大丈夫ですが、鉄製の部分が
あれば次第に錆びていきます。
薬剤ではありませんが、数年前に道路端の支柱(ミラー?)が、犬の長年の放尿
により腐食し、倒れる報道がありましたが、それと同じ理屈でしょうか(-_-)
ゲージ内外や環境消毒の際に、金属などがありませんか?
拭き(清拭)忘れが積み重なると、長年の腐食により金属部分はボロボロになります
ので、注意しましょうネ。
画像出典:名古屋市のノロウィルス対策マニュアより
H29.10月10日(火) 文:主任・岡村昌英