消毒 その6 次亜塩素系・終
前回の続き…次亜塩素酸ナトリウム消毒剤の使い方の注意点を、最後に書き
たいと思います。
…注意点とは、弱点とも読み替えれなくはないですが、そこ(弱点)は最初の
方に沢山書いたのですが、書き忘れ(*´ω`*)にでもなりますが、消毒面が”有機物”
の存在下では効力が著しく低下する、という点です。
有機物とは、患者(犬猫等)の糞尿や吐物などが一般的なものであり、
これらの汚れ(汚染)を”消毒をした”というには、面倒ですがこれらの汚染物を
取り除いてからの”仕上げ消毒”という使い方が正しいかも知れません。
また、希釈消毒剤の温度の方も、低いよりは高い方が効力を発揮しますが、
噴霧散布により細かくなった粒子がヒトはおろか、獣舎(犬舎)内の生体にも
悪影響を与えることがありますので、注意が必要です。
以前書いた、目や口鼻腔内の粘膜呼吸器系の肺胞なりに浸潤することにより、
炎症を起こしたり、またなんらかの刺激臭もあるハズですので、気持ち悪くなる
かもしれません(-_-)
…子供の頃、プールで泳いだ時の匂い、です。塩素の白い球が直にプールに
入ってて、よく投げたりして遊んでましたね(*´ω`*)
刺激臭に関しても希釈が薄いよりも濃い方が強いのは、仕方ないですね。
最後に、消毒剤を作る際に、原液(ハイター類)が手指に付いたという時には、
基本は大量の流水で洗い流すことですが、緊急時には中和剤としてレモンでも
絞るのも、いいかも知れません。
…が、あわてている時に、レモンなど普通にないか(^_^.)
蛇足ながらに、皮膚自体の消毒はこの薬剤では普通はしません。一般的には
アルコール類が適当です。
それでは長かった次亜塩素酸ナトリウム編の消毒を終えようかと思います(-_-)