誰もいない日本海…秋本番の一日は
薄く白い雲に覆われた空は、秋晴れといってよかろう。
そんなある日、フレンチ・ブルのトロロ(♀)を連れて、病院へ。
このコもまた、中年以降の雌イヌがかかりやすい乳腺腫瘍であり、今日は
その切除術のためである。
別れ際に悲しそうな目で「置いていかないで」と訴えていたが、案の定、
TPGへ戻る途中に連絡が…。
「麻酔前で不整脈が出て…」前回もストレスからか不安からか、血便と不整脈。
そして今回もまたこれでは、無理を押しての手術の麻酔には耐えられない、
のかもしれない。
これはトロロが悪いわけでも、獣医師が悪いわけでもないのだが、医師は次策を
練っていてくれるのが安心だ。
で、ECGのペーパーを参考に頂いた。
1ショットでP波が抜ける完全房室ブロックのトロロの生波形はいずれ授業で
使われる機会もあるだろう。
そして、病院へ連れて行ったのはこのコだけではない。
ついでがあればと思いつつ、シノちゃん(シーズー・♀)も診て頂いた。
症状は右目の渇きと発情後の不正出血。
目の方は以前からイボがあり、そのせいで目を上手に閉じれないため、ドライ
アイとなっているのだ。
もう1つがもしかしての蓄膿症を疑っての診察であるが、子宮内の腫れはない
とのことで、抗生物質の内服で様子を見ることになった。ぁあ、良かった( ^ω^ )
夕方近くの病院帰りの帰路、渇いて吹き抜ける北風が心地よく感じた。
また今夜、みんなといっしょに眠れるネ!二人とも(*´ω`*)
H29.10月5日(木) 文:主任・岡村昌英